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原油相場の年明けの動きに注意する
【商品先物取引が分かる金融取引入門】
NY原油は、これまで悩ませていた金融不安の後退や、週間
在庫が減少したことにより、急騰することとなりました。
しかし、その後はインフレ懸念が再び高まったことにより景気
減速懸念およびドル高によって戻り売りが先行しております。
インフレを警戒する動きが高まった背景には、卸売物価指数
(PPI)、米消費者物価指数(CPI)が事前予想を超える大幅上昇
となったことが大きな要因として挙げられております。
こうしたことにより、今後エネルギー需要が伸び悩むとの見方
が強まることとなり、手じまい売りが加速したもようです。
また、市場にてOPECが来年2月の総会で増産に踏み切るとの
観測が報じられたこともマイナス要因として捉えられています。
今年の米国の気温が平均して温暖なため、こうしたことから、
全米の暖房需要は平年を8%ほど下回ると推測されとります。
こうしたことも、大きな要因として相場の上値を圧迫しています。
また、米エネルギー省(DOE)が発表した米週間石油統計により
ますと、原油在庫が2億9,690万バレルとっており、予想を大幅
に上回るペースで減少していることが明らかになりました。
こうした背景には、メキシコ湾で濃霧が発生したことにより航路が
閉鎖されたことを受けて、輸入量が激減したためです。
今現在、100以上、原油価格が上昇するようなことは考えにくい
ことから、買い方の勢いは影を潜めております。
しかし、来年以降、再びサブプライムに関連した信用不安によって、
金融市場がどのように動くのか注目されていることから、このまま
相場が大きく下落するとは思えません。
こうしたことから、今後は、年明けの値動きを見てからどのような
ポジションを取るか決めるのが得策だと思います。
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